カトレアは「洋ランの女王」と称されるほど、華やかな花姿を持つ植物です。
カトレアの特徴や種類、花言葉や育て方のポイントについて紹介します。
特徴
| 科名/属名 | ラン科 カトレア属 |
| 英語名 | Cattleya |
| 生育サイクル | 多年草 |
| 開花期 | 3月~4月(春咲き) 5月~7月(初夏咲き) 9月~11月(秋咲き) 12月~2月(冬咲き) |
| 色 | 赤、白、黄、緑、紫、茶、ピンク、オレンジ、複色 |
| 原産地 | 中南米 |
| おすすめの環境 | 直射日光が当たらない明るめの日陰で、風通しの良い場所 |
| その他の特徴 | 原産地では、熱帯雨林の木々や岩肌に着生しながら自生している 品種によっては不定期に開花する種類もある 「偽鱗茎(バルブ)1」と呼ばれる太い茎に水や養分を貯蔵する 開花期間は、整った環境下であれば数週間~1ヵ月近くになる |
| 栽培のコツ | 冬場は温度管理が必要になるため、鉢植えのほうが管理しやすい 水苔やバークチップ2、ヤシ殻チップ3といった通気性の良い素材に植えつける 株が倒れるのを防ぐため、つぼみが伸びてきたら早めに支柱を立てる 根の活性化を促すため、数年に一度、植替え作業を行ったほうがよい 原産地の気候に似た環境で育てるため、季節により管理方法が異なる < 春から秋 (生育期) > 屋外の風通しの良い半日陰で、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをする 強い日差しを浴びると、葉焼けを起こしやすい 30℃以上の高温下の場合、花がしおれてしまうこともある 直射日光を避けて通気性があり、鉢内が蒸れない環境作りがポイント < 冬 (休眠期) > 屋内の日当たりの良い場所で、根腐れ防止のため乾き気味に管理する 蕾が伸びてきたら水をきらさないようにする 最低温度を10℃以上に保つ 屋内でも空気が循環するよう、サーキュレーターなどを活用するとよい |
花言葉
全体の花言葉と花の色ごとの花言葉があります。
| 全体 | 魔力、魅惑的 |
| 赤・ピンク | 成熟した大人の魅力 |
| 白 | 魔力 |
| 黄 | 魅力、気品 |
| 紫 | 優美な貴婦人 |
種類
カトレアは、原種が約50種類、交配種は品種改良されたものや、近縁属(ブラッサボラ属、ソフロニティス属、レリア属など)との属間交配が行われたものなど、その数はたいへん多くあります。
カトレアの主な種類を紹介します。
原種
ラビアタ
ブラジル原産。
ウィリアム・カトレイがイギリスで最初に栽培してその魅力を見出し、カトレアの名が付くきっかけとなった代表的な種類。
草丈は30~50cm。花径は12~18cmの大輪種。
花色はピンク色で、唇弁4が濃紫紅色。
花期は9~11月の秋咲き系。
交配親として、現在も重要な役割を持っている。
変種に、花色が青紫色の「セルレア」や、白色の「アルバ」、白色で唇弁にのみ色が入る「セミアルバ」などがある。
ワルケリアナ
ブラジル原産。
草丈は10~20cm。花径は8~12cmの小輪種。
花色は紅紫色が多い。花期は11~1月の秋~冬咲き系。
強い芳香を持つ。
2種類のバルブを持ち、花をつけるバルブは葉がほとんど発達せず、それ以外のバルブには先端に一枚の葉をつけるのが特徴。

ドゥイアナ
コスタリカ原産。
草丈は25~30cm。花径は15cm前後の大輪種。
花色は黄金色で、唇弁が紫色または赤紫色。
花期は6月頃の初夏咲き系。
濃厚な甘い芳香をもつ。
多くの黄色系カトレアの交配親になっている。
コクシネア
ブラジル原産。
草丈は6~9cm。花径は4~6cmの極小輪種。
花色は朱赤色で、唇弁に黄色の筋模様が入る。
花期は11~4月。
多くの赤色系ミニカトレアの交配親になっている。
プミラ
ブラジル原産。
草丈は10~15cm。花径は10cm前後の小輪種。
花色は濃いピンク~紫色で、唇弁は主に濃紫紅色。
花期は9~11月の秋咲き系。
交配種
カトレアミニパープル セルレア ブルースカイ
プミラとワルケリアナを交配させた種類。
草丈は15~20cm。花径は10cm前後の小輪種。
花色は淡青色で、唇弁は濃い青色。
花期は、基本的には12~3月の秋~冬咲き系だが、栽培環境が良い場合は7~10月頃(夏~秋)に再度咲くことがある。
リンコレリオカトレア パストラル ロージー
草丈は約50cm。花径は15cm前後の大輪種。
花色は全体的に淡いピンク色で、唇弁の中央に淡い黄色が入ることがある。
芳香がある。
花期は10月下旬〜12月の秋~冬咲き系。
カトリアンセ フェアリーランド アン
草丈は15~20cm。花径は5cm前後の小輪種。
花色は全体的に淡いピンク色で、唇弁の中央に淡い黄色が入ることがある。
花期は2〜4月の春咲き系。

カトレアは、その華やかな花姿から新たな品種が次々と作出されて、種類は多岐にわたります。
豊富な種類の中から気になるカトレアを見つけて、栽培してみるのはいかがでしょうか。