カピバラのいる温泉に癒される

Capybara その他動物(大型・中型)
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カピバラといえば、冬に温泉に入って湯けむりの中でリラックスする様子が有名ですね。カピバラの丸い体とほのぼのとした雰囲気は、見ていてホッコリします。そんなカピバラの魅力について紹介します。

特徴

正式名称カピバラ
英語名Capybara
分類齧歯目(げっしもく) テンジクネズミ科
原産国南アメリカ
体長100cm~130cm
体高50cm~60cm
体重35kg~60kg
性格温厚、人懐こい
その他の特徴カピバラは世界最大のネズミで、雄1匹と雌数匹の群れで生活をしている
カピバラの名前の由来は、南米先住民のトゥピ族が使う言語の一つ、グアラニー語で
「ka’apiûara(細い草を食べる者)」がスペイン語にに転訛(てんか)されて「Capibara」
になった説と、グアラニー語で「Kapiyva(草原の主)」からなったという説がある
齧歯類(げっしるい)で、一生歯が伸び続ける

しっぽがない
草食動物で、木の葉や木の皮、種子や水中の草を食べる
被毛は5cm以上の長さで硬く、タワシのようで、水に濡れた時にすぐにふるい落とせて
乾きやすい
子供のカピバラの被毛は柔らかいが、成長するにつれて硬くなる
雄には鼻の上にコブのような形状の「モリージョ」と呼ばれる臭腺があり、テリトリー
を示すために木や壁面などに臭いをつける習性がある
チャームポイントほのぼのとした表情
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食事中のカピバラ

生息地

カピバラは、南アメリカ東部アマゾン川流域の水辺にある草原や森林に生息しています。寿命は野生では約4〜6年、飼育下では 約8〜10年といわれています。天敵は、ジャガーやアナコンダ、ピューマやワシなどです。

カピバラは人懐こい性格から人気が高く、動物園などでよく見かけますが、ペットとして飼われることもあります。

泳ぎが得意

カピバラは水中で過ごすことが多く、泳ぐことが得意です。天敵から身を隠すために5分間ほど潜水することができます。指は前足に4本、後ろ足に3本あり、指の間には水かきがついています。目、鼻、耳が一直線上にあるのは、常に水面から顔を出して天敵が来ないかどうかを確認して身を守るためです。カピバラが陸地にいる時に天敵を確認すると、群れの仲間に鳴いて危険を知らせて一目散に水中に逃げます。カピバラは逃げ足が速く、時速約50kmで走ることができます。

危険を察知すると、大人のカピバラは天敵に狙われやすい子供のカピバラを取り囲んで守ります。

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温泉を堪能するカピバラ
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よく見ると指の間に水かきが...

寒さに弱く、暑さにも弱い

温暖な気候の南アメリカが生息地であるカピバラは、寒さが苦手で、寒い日や雨の日になると仲間同士で身を寄せ合って寒さをしのぎます。

動物園で、カピバラが温泉に浸かっている様子は、寒がりのカピバラが至福の時間を過ごしているようにみえます。カピバラのほのぼのとした見た目と、温泉好きな感じに人々は親近感を覚えるのかもしれません。

カピバラは暑さも苦手なようで、暑い日には木陰などでお腹を地面につけて体温を逃しながら休んだり、水中で泳いだりして過ごします。

カピバラが活動的な時間帯は朝と夕方で、それ以外は昼寝をしていることが多いです。

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リラックス中のカピバラ

カピバラは見ているだけでふんわりと優しい気持ちになれる動物です。癒しを求めてカピバラに会いに、動物園へお出かけしてみてはいかがでしょうか。