ニチニチソウは、暑い時期でも元気に咲き続ける花で、庭先や鉢に植えると華やかになります。
ニチニチソウの特徴や花言葉、種類や楽しみ方について紹介します。
特徴
科名/属名 | キョウチクトウ科 ニチニチソウ属 |
英語名 | Madagascar periwinkle Rose periwinkle |
生育サイクル | 多年草 (熱帯や亜熱帯地域) 一年草 (日本などの温帯地域では、耐寒性がないため) |
開花期 | 5月~11月 |
色 | 赤、白、紫、ピンク、複色 |
原産地 | マダカスカル |
おすすめの環境 | 日当たりと風通しのよい場所 |
その他の特徴 | 名前の由来は、1輪の花の開花期間は3~5日ほどだが、次々と開花するため「日々花が咲く」 ことからきている 暑さと乾燥に強く、寒さと多湿に弱い (生育温度は15~30℃) 全草にアルカロイドが含まれているため、取り扱いには注意が必要 別名は「ニチニチカ」、「ビンカ」と呼ばれている |
栽培のコツ | 庭植えは、根付いた後は降雨に任せて水やりの必要はないが、乾燥が続いた時は水やりをする 鉢植えは、土が乾いたらたっぷりと水やりをする |
花言葉
全体の花言葉と花の色ごとの花言葉があります。
全体 | 生涯の友情、友情、楽しい思い出 |
赤 | 楽しい思い出 |
白 | 生涯の友情 |
ピンク | 優しい追憶 |
種類
ニチニチソウには、多くの種類があり、それぞれの種類は「矮性」、「高性」、「這い性」の3つのタイプに分けられます。
タイプ | 特徴 | 主な用途 |
矮性 (わいせい) | 草丈が低い、コンパクトに育つ | 寄せ植え、鉢植え |
高性 (こうせい) | 草丈が高い、真っ直ぐに育つ | 切り花 |
這い性 (はいせい) | 地面を這うようにして成長する | グラウンドカバー、ハンギングバスケット |
ニチニチソウの種類について紹介します。
フェアリースター
草丈は約20~30cm。葉の表面に光沢がある。
花径は約2~3cm。花弁は細く、花数が多い。矮性タイプ。
花色は、白色、紫色、ピンク色など多彩。耐病性が高い。
開花時期は5~10月頃。

夏花火
草丈は約20~30cm。花色は、白色、紫色、ピンク色など。
花径は約2~3cm。花弁は細く、花数が多い。矮性タイプ。
高温多湿の環境でも育てやすい品種で、真夏でも多数の花を咲かせて、草姿はこんもりと丸く仕上がる。
開花時期は5~10月頃。

タトゥー
草丈は約25~35cm。花径は約4~5cm。
落ち着いたカラーが特徴。
開花時期は5~10月頃。

ニルバーナカスケード
草丈は約30~50cm。花径は約5cm。
這い性タイプの大輪種。耐病性が高い。
開花時期は5~10月頃。

楽しみ方
ニチニチソウは、ガーデニングや切り花など、いろいろな方法で楽しむ事ができます。
種から育てて成長過程を観察したり、苗を他の様々な植物と寄せ植えをして、鉢や庭を華やかな雰囲気に仕立てたり、インテリアとして鉢や花瓶をテーブルや窓辺などに飾ったりして楽しめます。


花を長く楽しみたい場合は、適切に花がら摘みや切り戻しを行うと、春から秋まで次から次と花を咲かせてくれます。

ニチニチソウは育てやすく、花色が豊富で開花時期が長いため、花を楽しむ醍醐味を存分に味わえる植物です。
庭先や室内に植えて、季節の移ろいとともに、次から次と開花するニチニチソウの姿に元気をもらったり、癒されたりしてみるのはいかがでしょうか。