サルビアといえば、赤色の花が思い浮かぶかもしれませんが、花色や用途は様々あり、数多くの種類があります。
サルビアの特徴や種類、花言葉などについて紹介します。
特徴
| 科名/属名 | シソ科 サルビア属(アキギリ属) |
| 英語名 | Scarlet sage |
| 生育サイクル | 多年草(日本では一年草) |
| 開花期 | 5月~11月 |
| 色 | 赤、白、青、紫、ピンク、オレンジ、複色 |
| 原産地 | 南アメリカなど |
| おすすめの環境 | 日当たりと風通しや水はけの良い場所 |
| その他の特徴 | 基本的には多年草だが、原産地の南米より寒くなる日本では、冬を越せないため、一年草と されている 別名は「セージ」と呼ばれている (「セージ」は英語で、「サルビア」はラテン語) |
| 栽培のコツ | 庭植えは、植え付け後にたっぷりと水やりをして、あとは土が乾かない限り、降雨に任せる 鉢植えは、土の表面が乾いたら水やりをする |
花言葉
全体の花言葉と花の色ごとの花言葉があります。
| 全体 | 尊敬、知恵、良い家庭、家族愛 |
| 赤 | 燃える思い |
| 白 | 純粋、平和、感謝、尊敬、花嫁 |
| 青 | 知恵、尊敬、永遠にあなたのもの |
| 紫 | 尊重、知恵 |
種類
サルビアには900種類以上の品種があります。
観賞用としてだけではなく、ハーブや薬用としても利用されています。
主な原種や、それぞれの原種を元にした園芸品種について紹介します。
①サルビア・スプレンデンス(原種)
サルビアの代表的な種類。日本で一般的にサルビアというと、この種を指すことが多い。
ブラジル原産で、草丈は15~90cm。花色は赤色。
花期は6~11月。
別名は「ヒゴロモソウ(緋衣草)」、「スカーレット・セージ」などと呼ばれている。

①-1.レッドヒル
草丈は50〜60cm。花色は赤色。
とてもよく枝分かれをして、株が大きくなる。
地植えや大鉢での栽培に向いている。
花期は6~11月。
①-2.トーチライト
草丈は約40cm。花色は花弁は赤色で、萼が白色の2色からなる。
丈夫で育て育てやすい。
花期は6~11月。
②サルビア・ファリナセア(原種)
北アメリカ、メキシコ原産。
草丈は30~60cm。花色は青色、紫色、白色で、花穂は20cmほどになる。
花期は5~11月。
別名は「ブルーサルビア」、「ブルーセージ」、「メリーセージ」、「メリーカップセージ」、「ケショウサルビア」などと呼ばれている。

②-1.ストラータ
草丈は30~60cm。花色は白色と青紫色の2色咲き。
暑さに強く、育てやすい。
暑い時期でも花色の涼やかな彩りを、花壇や寄せ植えなどで楽しめる。
花期は7~11月。
②-2.ビクトリア ブルー
草丈は40~60cm。花色は青紫色。
暑さに強い。
花期は5~10月。
②-3.ビクトリア ホワイト
ビクトリアブルーの白色品種。
草丈は40~60cm。花色は純白色。
暑さに強い。
花期は5~10月。
③サルビア・コクシネア(原種)
南アメリカ原産。
草丈は50~120cm。花色は基本的に赤色で、白色やピンク色などもある。
花期は7~11月。
別名は「サルビア・コッキネア」、「ベニバナサルビア」、「トロピカルセージ」、「スカーレットセージ」などと呼ばれている。
③-1.レディインレッド
草丈は30~45cm。花色は赤色。
暑さに強く、こぼれ種で増やすことができる。
花期は5~11月。
③-2.アカプルコ
草丈は30~40cm。花色は赤色。
種撒き後、最短50日程度で開花する早咲き品種。
矮性1でよく枝分かれするため、花壇や鉢植えなどに向いている。
花期は5~11月。
③-3.サクラプルコ
草丈は30~40cm。花色は淡いピンク色。
アカプルコと同じ系統の品種で、枝分かれがよい。
同系統では他に、花色が白色の「ユキプルコ」、藤色の「フジプルコ」がある。
花壇や鉢植え、寄せ植えに向いている。
花期は5~11月。
④サルビア・ネモローサ(原種)
ヨーロッパから西アジア原産。
一度植えれば毎年花を咲かせる、宿根サルビアの種類。
草丈は30~80cm。花色は青紫色、白色、ピンク色。
花期は6~9月。
別名は「ウッドランドセージ」、「バルカンクラリー」などと呼ばれている。
④-1.カラドンナ
草丈は60~80cm。花色は青紫色。
耐寒性も耐暑性もあり、非常に丈夫で毎年楽しめる、耐寒性多年草の品種。
花茎は硬く、黒褐色で真っ直ぐに伸びて、シックで落ち着いた雰囲気をもつ。
バラを引き立てる下草として人気がある。
花期は5~7月。

④-2.ブルーヒル
草丈は40~60cm。花色は青紫色。
耐寒性が強く、丈夫で育てやすい、耐寒性多年草の品種。
高温期の多湿には弱いため、なるべく真夏の直射日光は避けて、半日陰の場所で育てるとよい。
バラを引き立てる下草として人気がある。
花期は6~9月。
⑤サルビア・ガラニチカ(原種)
南アメリカ原産。
宿根サルビアの種類。
草丈は90~150cm。花色は青紫色。
花期は7~10月。
別名は「アニスセージ」、「メドーセージ」などと呼ばれている。

⑤-1.ブラックアンドブルー
サルビア・ガラニチカの代表的な園芸品種。
草丈は90~150cm。花色は青紫色。
茎と萼は、黒味を帯びていて、落ち着いた印象を与える。
丈夫で育てやすい。
花期は7~10月。
⑥サルビア・オフィシナリス(原種)
地中海沿岸原産。
オフィシナリスとは、ラテン語で「薬用の」という意味。
観賞用としてだけではなく、食用や薬用ハーブとして古くから利用されてきた品種。
ハーブの「セージ」は、当種類の葉を乾燥させたもので、料理のスパイスや、肉や魚などの臭み消し、薬、ハーブティーなどに使われている。
草丈は30~60cm。花色は紫色、白色、ピンク色。
耐寒性、耐暑性があり、丈夫で育てやすい。
葉は「セージグリーン」と呼ばれる灰色がかった緑色で、少しザラザラしていて、触れると爽やかな香りが広がる。
この美しい葉色により、花の無い時期にもカラーリーフとして活躍する。
花期は5~7月。
別名は「コモンセージ」、「ヤクヨウサルビア」などと呼ばれている。


⑥-1.パープルセージ
草丈は30~60cm。花色は紫色で、紫葉の品種。
上記のコモンセージと同様の利用方法で、カラーリーフとしても楽しめる。
花期は5~7月。
⑥-2.ゴールデンセージ
草丈は30~60cm。花色は紫色で、葉は緑色に黄色の覆輪2が入る品種。
上記のコモンセージと同様の利用方法で、カラーリーフとしても楽しめる。
花期は5~7月。

⑥-3.トリコロールセージ
草丈は30~50cm。花色は紫色で、葉は緑色、白色、ピンク色の3色からなる。
上記のコモンセージと同様の利用方法で、カラーリーフとしても楽しめる。
花期は5~7月。
別名は「トリカラ―セージ」と呼ばれている。


サルビアは、鮮やかな花色で観賞用として楽しむほかに、ハーブとして風味を味わうなど、品種ごとに様々な魅力があります。
用途に合わせて、気になるサルビアを探してみるのも楽しいですね。