シバザクラは、春になると芝のように広がり、桜に似た花を咲かせる植物です。
丘陵地などの広大な土地を覆い尽くすようにピンク色の花が咲き誇る風景は、観光客に人気があります。
シバザクラの花言葉や種類について紹介します。
特徴
科名/属名 | ハナシノブ科 フロックス属 |
英語名 | Phlox subulata Moss phlox |
生育サイクル | 多年草 |
開花期 | 4月~5月 |
色 | 赤、白、青、紫、ピンク、複色 |
原産地 | 北アメリカ |
おすすめの環境 | 日当たりと水はけの良い場所 |
その他の特徴 | 乾燥に強く、比較的丈夫なため、初心者でも育てやすい 草丈は10cm~20cmほどで、茎が地面を這うようにして育つ 芝とは違い、踏まれると傷むことがあるため、人が歩かないような場所で育てるとよい 別名は、「モスフロックス」、「ハナツメクサ」などと呼ばれている |
栽培のコツ | 庭植えは、降雨にまかせて、乾燥が続くような場合はたっぷりと水やりをする 鉢植えは、土が乾いたらたっぷりと水やりをする 過湿に弱いため、水のやりすぎに注意する 夏の水やりは、過湿を避けるために朝か夕方に行うとよい |
花言葉
花言葉は、「合意」、「一致」、「臆病な心」です。
種類
マックダニエルズ・クッション
シバザクラの代表的な品種。花色は濃いピンク色の大輪種。
病気、暑さや寒さに強く、育てやすい。

オータム・ローズ
ヨーロッパ原産。花色は優しいピンク色。ほんのりと甘い芳香がある。

モンブランホワイト
花色が白色のシバザクラの代表的な品種。やや小ぶりな花をたくさん咲かせる。

オーキントン・ブルーアイ
花色は淡い青紫色。他の品種に比べて花弁の先端の切れ込みが深く、開花期間が長い。
花色が珍しいため、人気がある。

キャンディーストライプ(多摩の流れ)
ピンク色の花弁に白い縁取りが入る。
暑さや寒さ、乾燥に強く、育てやすい。
ピンクと白の縞模様が可愛らしく、寄せ植えなどに人気がある。
別名は、「キャンディキャンディ」と呼ばれている。

スカーレットフレーム
花色が赤色のシバザクラの代表的な品種。花の中心が濃い赤色で花弁が細く、可憐に咲く。
花の数は少なめで、夏場の蒸れに弱い。
冬には葉が一部紅葉する。


シバザクラは、広大な土地を覆うほど生長させることもできますが、鉢でコンパクトに育てることも出来ます。
花壇や複数の鉢で色違いのシバザクラを育てるなどして、春の風景を楽しんでみるのはいかがでしょうか。