バラの種類と見分け方を解説

花図鑑
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バラは咲き方や樹形、色など多種多様です。「花の女王」といわれ、古くから世界中の愛好家に親しまれています。今回は咲き方や樹形の種類、見分け方を中心に解説します。

特徴

科名バラ科
英語名Rose
開花期5月~11月
赤、白、黄、緑、紫、ピンク、オレンジ、茶、黒、複色など
原産地ヨーロッパ、北アメリカ、アジア
咲き方開花期や花の形によって種類が分かれる
樹形ブッシュローズ、シュラブローズ、クライミングローズの3種類がある

咲き方-開花期ごと

四季咲き一年中咲く 
※冬の屋外では低温のため開花しないが、室内で日照と暖かい気温を保てる環境であれば咲く
一季咲き年に一度咲く、開花期は5~6月頃
返り咲き一季咲きの中で夏や秋に再び咲くもの

咲き方-花の形ごと

一重咲き野生のバラに多く見られる咲き方
通常5枚の花びらを持つ
八重咲き20枚以上の花びらを持ち、重なって咲く咲き方
品種改良によって作られ、華やかな印象から人気がある
高芯咲き花の芯が高く、咲き進むにつれて花びらが反り返るように開く咲き方
カップ咲き花びらが多く、ティーカップのようにふんわりと丸みを帯びた咲き方
ロゼット咲き花びらが多く、花の中心から放射線状に広がる咲き方
フリル咲き花びらが波打ってドレスのように見える咲き方
花びらの枚数は多くないが優雅で上品な印象を持つ

樹形

ブッシュローズ
(木立ち性)
枝が固く、自立できる樹形
花は中輪から大輪で四季咲きが多い
シュラブローズ
(半つる性)
木立ち性とつる性の中間の樹形
ある程度の高さまでは自立して伸びてくると枝先が細くなり枝垂れる
枝を短く整えれば木立ち性のように、長く伸ばせばつるバラ風に育てられる
花は中輪から大輪まである
クライミングローズ
(つる性
つるバラとも呼ばれ
枝が長く自立できない樹形で壁やフェンス、アーチなどに誘引して育てる
花は小輪から大輪まであり、一季咲きや返り咲きが多い
ブッシュローズ
ブッシュローズ(木立ち性)
シュラブローズ
シュラブローズ(半つる性)
クライミングローズ
クライミングローズ(つる性)

バラの種類は咲き方や樹形によるもの以外にも様々あり、現在も毎年多くの品種が誕生しています。知れば知るほど奥深く、これからも人々に愛され進化しつづける花の一つではないでしょうか。

色の豊富さについては、花言葉と共にまとめた記事(バラの花言葉とは?本数・色ごとの意味について)にあるのでこちらも併せてご覧ください。