ハナミズキの種類と特徴を詳しく紹介

Dogwood 花図鑑
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ハナミズキは、大きいと高さが10mほどの高木になり、その樹形の美しさから街路樹や庭のシンボルツリーとして人気のある植物です。

ハナミズキの特徴や種類、花言葉について紹介します。

特徴

科名ミズキ
英語名Flowering dogwood
Dogwood
開花期4月中旬~5月中旬
赤、白、ピンク
原産地北アメリカ東部~メキシコ北東部
おすすめの環境日当たりがよく、水はけや通気性のよい場所
その他の特徴ミズキ科の中でも花が多く、目立つことから「ハナミズキと名付けられた
暑さや寒さにやや弱い傾向がある
花びらに見える部分は、花弁ではなく総苞片(そうほうへん)と呼ばれる、花の付け根に出る葉
で、花持ちは5~7日ほど
ハナミズキの本来の花は、中心にある密集した部分である
花後には赤い実が熟し、葉は紅葉するなど、年間を通して変化のある美しさを観賞できる
別名は、「アメリカヤマボウシ」と呼ばれているが、花姿が日本原産のヤマボウシに似ている
ことから名付けられた
栽培のコツ庭植えは、根付いたら水やりの必要はないが、雨が降らない日が続く時には水やりをする
鉢植えは
、土の表面が乾いたら、たっぷりと水やりをする
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ハナミズキ
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中心部分がハナミズキの花
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ハナミズキの赤い実と紅葉した葉

花言葉

花言葉は、「返礼」、「永続性」、「私の想いを受け止めて」です。

歴史

ハナミズキは、1912年に当時の東京市長であった尾崎行雄氏が桜の苗木をアメリカのワシントンD.C.へ贈ったことへの返礼として、1915年に東京市へ寄贈されたといわれていて、ワシントンD.C.の桜と共に日米親善の象徴とされています。

花言葉にある「返礼」は、こうした出来事に由来しています。

贈られてきたハナミズキは、日比谷公園や新宿御苑、小石川植物園など各地に植えられました。

都立園芸高校にも2本のハナミズキが植樹されていて、そのうちの1本が寄贈されたハナミズキのなかで唯一現存が確認されています。2015年に同校で開催された「ハナミズキ100年祭」には、当時の駐日米大使、キャロライン・ケネディ氏が臨席されたそうです。

種類

ハナミズキは古くから品種改良が行われていて、数多くの品種があり、白花系と赤花系に大別されます。

主な品種を紹介します。

クラウドナイン

樹高は3~6m。幅は3~6mに生長する。花色は白色で大輪の品種。白花系では代表的な品種。開花時期は3〜6月。

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フェアリークラウン

樹高は3~6m。幅は3~6mに生長する。花色は白色。その名の通り、王冠のような個性的な花姿が特徴。開花時期は3〜6月。

チェロキーチーフ

樹高は3~7.5m。幅は3~6mに生長する。花色は淡紅色。花付きが良いのが特徴。開花時期は3〜6月。

チェロキーチーフ

レッドジャイアント

日本原産。樹高は4~8m。幅は4~8mに生長する。花色は鮮やかな赤色。花付きが良いのが特徴。開花時期は3〜6月。

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ステラピンク

北米東部原産。樹高は2~10m。花色はピンク色。ピンク色のハナミズキと白色のヤマボウシを交配してできた、ハイブリッドハナミズキ。花付きがよく、耐病性や耐寒性などに優れている。開花時期は5〜6月。

ハナミズキは、品種によって様々な特徴があります。

ハナミズキは、桜の花が終わる頃になると入れ替わるように咲き出して、花や紅葉など一年を通して様々な表情を見せてくれます。

広いスペースで育てれば、大きく立派な樹形の先に花をたくさんつけて街や庭、公園などを明るく彩ります。

ハナミズキを楽しむ方法は、地植えや鉢植えで育てていくのはもちろんですが、お散歩がてら街中や公園などでハナミズキを探して観察するのもいいかもしれませんね。