大型犬の中で人一倍人懐こくて、賢さも兼ね備えたゴールデンレトリバーの魅力を、その特徴や歴史、飼い方などからせまります。
特徴
正式名称 | ゴールデンレトリバー |
英語名 | Golden retriever |
分類 | 食肉目 イヌ科 |
原産国 | イギリス |
サイズ | 大型犬 |
体高 | 51cm~61cm |
体重 | 24kg~34kg |
性格 | 賢く、優しく、人懐こくて社交的、子供好き |
名前の由来 | もともとは鳥猟犬で、ハンターが撃ち落とした水鳥を回収する作業をしていた 捕まえた鳥をくわえて獲ってくる様子から、「回収する」意味の英語「retrieve」に 由来している |
その他の特徴 | 高い知能があり冷静で落ち着いた性格から、警察犬や災害救助犬、麻薬捜査犬、 盲導犬、介助犬など様々な分野で活躍している |
歴史
- 起源は諸説あるが、19世紀にニューファンドランドとウェイビー・コーテッドレトリバーを交配させてうまれた黄色い長毛の犬を基礎にして、スコットランドの狩猟家だったトゥイードマウス卿が理想的な鳥猟犬を求めて作出したとされている
- 1903年にイギリスのケネルクラブに認定された。1913年以降はイエロー・レトリバーやゴールデンレトリバーと呼ばれていたが、1920年にゴールデンレトリバーの名称に統一された。アメリカのケネルクラブには1932年に公認された。
毛色
ゴールド | 金色の毛色 淡い金色や赤みがかった金色など濃淡の差はある アメリカンタイプのゴールデンレトリバーによく見られる色 日本で飼育されている大半がこの系統 |
クリーム | クリーム色の毛色 白色に近いクリーム色など濃淡の差はある イングリッシュタイプのゴールデンレトリバーによく見られる色 日本では頭数が少なく希少価値が高い |


飼い方
- 穏やかな性格であるが、大型犬のため人に飛びついて転倒させたり物を破壊したりなど問題行動をおこさないよう、子犬期からきちんとしつけておく必要がある
- 体が大きくて食欲旺盛なので、一気食いをしたり肥満にならないよう食事量に気をつける
- 被毛はオーバーコートと呼ばれる皮膚を保護する太い毛とアンダーコートと呼ばれる体温調節のための細い毛を併せ持つダブルコートのため、抜け毛が多いのでこまめにブラッシングをする。被毛により熱がこもりやすいので、暑い時期は室内の温度管理を充分に行い、水分補給に気をつける。
人と接することが大好きなゴールデンレトリバーは、上手にしつければ飼い主さんの言うことを正しく理解できる育てやすい犬種です。好奇心が旺盛なので、一緒にいろいろな事を楽しめるような環境で育てれば信頼関係が深まり、最高の家族になってくれるでしょう。